子供と疲労
子供の疲れ
![]() | 近年、子供が疲れているということがよく聞かれます。 子供と疲れ、以前であれば無関係なこの2つ。 今は大人と同じように子供にも「疲れ」が蔓延してきているように思われます。 ある報告によると、 月曜日は特に疲れている園児・児童が増えてきているようです。 これは土日の休みには家族で外に出かけて、家でゆっくり過ごすということが少なくなった背景があるように思われます。 |
本来休日は心も体もゆっくり休ませる日であるにも関わらず、
「休みは外で遊ぶもの」という親の認識が当たり前になり、
それが子供にとっては負担になり、、
休息の日が「疲れる日」になっているのではという憶測もあります。
子供が「キレる」ということについて
| 最近、最も気になることが「子供の乱暴な言動」です。
突然友達を叩く・蹴飛ばす・突き飛ばす、、あた汚い言葉を母親や友達に投げつけるなど、ちょっとしたトラブルにすぐに「キレる」現象が出てきます。 大人がキレる原因は、 | ![]() |
このような大人の生活リズムや感情に、
子供たちが大きな影響を受けているということも考えられるのではないでしょうか。
子供はなぜ疲れているか?
![]() | 現代の子供は、小学生といえども2~3割の子供は、 「疲れている」と感じているそうです。 睡眠不足や朝食をしっかり食べないこと、不規則な排便、体を動かすことが不足している、そして塾や習い事、受験競争など、いろいろな要素が絡まって、子供の「疲れ」の原因になっているように思われます。 子供が疲れを感じる原因は様々ですが、 |
疲れを感じるのは過労を防ぐ合図
| 現代の子供たちは、体を使いとことんまで遊んでいないのに、「疲れた」という子供が増えてきています。
大人は「疲れた」と思うと休憩を取るように、疲労は休息や休憩が必要だということを知らせ、体に「疲れを出さない」・仕事や生活に「変化とフシメ」をつける合図としての役割を持っています。 | ![]() |
この自然の信号に従って、休憩や気分転換を遊びやスポーツにうまく取り入れていくことが、疲労を防ぎ、新しい活力を身に付けていくことになります。
生活リズムの乱れ
現代の中学生の生活の中での、不満要因は「忙しすぎる」と感じていて、「もっと眠りたい」「のんびりしたい」と感じることが増えているそうです。
これは子供達の自由時間の減少が背景にありますが、、子供たちの生活の中で自由時間が少ないということは、休養や気分転換をして、生活に変化やフシメをつけて、疲労を体に出さないという疲労本来の役割を果たしずらくし、心身の不調を一層助長しているように思われます。
| また「首・肩のこり」「腹痛・頭痛を訴える」といった失調症的症状が多いことも報告されており、そのことから夜型の生活による慢性的な生活リズムの乱れが予想され、休養が必要になってくると思われます。 | ![]() |
疲れを訴えない子供
![]() | 子供たちの中には疲れをあまり訴えないという子供もいます。
疲れをあまり訴えない子供の特徴としては |
また反対に疲れを訴える子供は受動的で、充実感の乏しい生活であることが予想されます。
子供が「疲れ」を訴える背景には、今のような疲れを溜める生活をこれ以上続けるのはもうやめたいという信号なのではないかと感じます。
姿勢の悪さと疲労
近頃の子供や若者の姿勢の悪さが目に付いてひどくなってきています。
手をポケットに入れてふらふら歩いている姿、電車で人の迷惑も考えずに足を投げ出して背もたれに寄りかかっている姿、しゃがみこんでの長話など、街中でよく見受けられる光景ではないでしょうか。
<疲労時の姿勢の特徴>
![]() | これは疲労時の身体的特徴を示したものです。 子供や若者の姿勢の悪さに一致するところが多いことに気づきますが、はたして疲れによるところが姿勢の悪さの大きな原因といえるでしょうか。 姿勢が悪いということには、ただ単に「疲れている」というアピールのみならず、その姿勢自体に「なにをすれば良いのか」「何もしたくない」という子供たちの訴えが秘められているのかもしれません。 |
子供の疲労感
![]() | 子供の疲労感は、子供の教育環境下での意欲低下をもって簡単に判断できることがあるとされています。「競争的な教育環境」は子供の知的活動を楽しく引き出すことができず、不適合や逸脱、身体的不調や「引きこもり」を数多く生み出すような気がしてなりません。
一見やる気のない子供たちも、評価対象にならない場所や集団になると、とたんに元気になることも多々あります。子供達の勉強に対する「やる気のなさ」をもって疲労感と判断するのは正確ではないような気がします。 |
子供の精神的疲労
日本の社会的風潮で同年齢の集団の中での協調性を子供に過剰に要求しているように思います(決して強調性を否定しているわけではありません)。これは現代の子供が共通して持っている対人関係の特徴ともいえます。
しかしこのような環境下で「自分らしさ」を育ててこないばかりに、大人になったときにストレスの量が増えて、ときに「過労死」「過労自殺」など、労働における疲労や抑うつにつながっていくような気がします。
<大人の社会でストレスが増える要因>
このような現代の大人の仕事疲労は、子供たちの疲労と類似しているように思われます。すなわち「子供の精神的疲労」と呼んでもよいのかもしれません。
疲労感は身体の反応ですが、意欲や他人との関係の中で、複雑な心の反応を示したものです。よって疲労が進行し病的な状態になると、感覚が鈍り、意欲も低下し、思考も動きを止める傾向を強めます。そして食べることや眠ることという疲労を回復させるための生理的反応さえ水準を下げることのなるのです。これが「抑うつ状態」と呼ばれているものです。
子供の抑うつ状態はつらさや喜びを感じて抜けていく状態と思えばよいと言われます。
「いやです」「つらい」などという言葉を発しなくなったときの子供のほうが要注意です。眠れなくなったり、食べなくなり、体重が減ってきたら危険信号と言えるでしょう。
抑うつ状態の子供との接し方
抑うつ状態の子供と接した場合は、以下の4点に注意を払ってみるとよいとされています。
このようなことに注意が必要なのは、子供が「抑うつ」的な状態だということを理解し、人間同士として関係を取り結ぶ必要性があるからだと言われています。
「あそぶ」という意味
![]() | 子供が抑うつ状態になったときには、自分が身体を持ってここに「生きている」ことを実感させる必要があります。子供は将来を自分の問題として考えられるようになるまでは「やる気のなさ」はわかっても、「憂うつ」を実感することはできません。 このことを理解して、子供を支えてやれる親や教師も同じように、自分の身体が「まわりの空気」を味わっている時間を過ごす必要があるのです。 |
「あそぶ」というのは、休日にどこかに行って気分転換することではないような気がします。








