子供の精神的疲労

日本の社会的風潮で同年齢の集団の中での協調性を子供に過剰に要求しているように思います(決して強調性を否定しているわけではありません)。これは現代の子供が共通して持っている対人関係の特徴ともいえます。
しかしこのような環境下で「自分らしさ」を育ててこないばかりに、大人になったときにストレスの量が増えて、ときに「過労死」「過労自殺」など、労働における疲労や抑うつにつながっていくような気がします。

<大人の社会でストレスが増える要因>

①人間関係への気遣い  ②できて当然という脅迫感  ③達成感のない仕事  ④決まりきった姿勢と局所の反復負荷

このような現代の大人の仕事疲労は、子供たちの疲労と類似しているように思われます。すなわち「子供の精神的疲労」と呼んでもよいのかもしれません。

疲労感は身体の反応ですが、意欲や他人との関係の中で、複雑な心の反応を示したものです。よって疲労が進行し病的な状態になると、感覚が鈍り、意欲も低下し、思考も動きを止める傾向を強めます。そして食べることや眠ることという疲労を回復させるための生理的反応さえ水準を下げることのなるのです。これが「抑うつ状態」と呼ばれているものです。

子供の抑うつ状態はつらさや喜びを感じて抜けていく状態と思えばよいと言われます。

「いやです」「つらい」などという言葉を発しなくなったときの子供のほうが要注意です。眠れなくなったり、食べなくなり、体重が減ってきたら危険信号と言えるでしょう。